TSAロックではないスーツケースのロックをして預けるとこうなります
テープでぐるぐる巻きのスーツケースが流れてきた
前回2014年のハワイではなく、2017年のグアムからの帰り、セントレアの回転テーブルで預け荷物を待っていたときの出来事です。
回転テーブルの上を次々と流れてくる預け入れ荷物。我が家の荷物はまだかなぁと、流れゆく荷物に目を見張っていたときのことでした。
向こうの方から、白いガムテープでぐるぐる巻きにされたスーツケースが流れてきました。あらあら、輸送途中でスーツケースが壊れて開いちゃったのかなぁ、お気の毒さま・・・、なんて思いながら見ているうちに、そのスーツケースが目の前までやってきて、向こうへ通り過ぎていこうとしていました。
すると、隣にいた娘が、「あれ、お父さんのツケースじゃない?」と一言。いやいや、違うでしょ、と思いながらそのスーツケースをよく見ると、確かにこの模様はこれまで長年我が家が使い続けてきたスーツケースそのもの。
「え、まじ??」と想いながら、恐る恐るそのスーツケースを手にすると、やはり間違いなく、それは我が家のスーツケースでした。
TSAではないのに、カギをロックしてしまった
よくよく記憶をたどると、スーツケースがこうなった理由がわかってきました。
アメリカの空港を利用する際には、TSAロック以外のスーツケースの鍵は開けておかなければなりません。このことは当然知っていました。
我が家のスーツケースは古いもので、TSAがまだ無い頃に購入したスーツケース。米国便を使う際、これまではロックを掛けたことなんてありませんが、この時に限り、うっかりとロックをしてしまったのです。
その結果がこれ。
見るも無残なスーツケースが手元に戻った時は、きっとこじ開けられて、閉まらなくなっちゃったから、ガムテープでぐるんぐるんに巻かれたんだろうな・・・(涙)、このスーツケースとも今回でお別れかと・・・(涙涙)、と、かなりショックな気持ちになったことを記憶しています。
恥ずかしいぞ、空港宅配の預け入れ
冒頭でも書いた通り、この時はセントレアに降りたので、ここから新幹線で京都まで移動しなければなりません。
しかし、新幹線はこの大きなスーツケースを2つ置ける場所があるかどうかわかりません。そのため、このスーツケースは、空港宅配で自宅まで送ってもらうことを出発前から決めていました。しかし、果たしてこの状態のスーツケースを無事預け入れられるのか、少しばかり心配になりました。
結果、宅配は請け負ってもらえ、無事家まで届けてもらえましたが、やはり預け入れる際には事情を聴かれ、恥ずかしい想いをしながらモジモジと説明をしたことは言うまでもありません。
なぜかロックが壊れていない、普通に使える!
念のためのガムテープだったの??
グアムから帰ってきた翌日だったか翌々日だったか、スーツケースが自宅に到着しました。あの痛々しい姿のまま・・・。
ぐるぐるのガムテープをはがし、一体ロックはどんな状態になっているのだろうと見てみるも、こじ開けたような跡は見当たらず、それどころか、壊れているようにも見えない状態でした。
ここからは推測ですが、ガムテープで巻いた理由は、ロックが壊れてしまったからではなく、ロックが閉まっている状態だから蓋をする(スーツケースを閉める)ことができなくなり、ガムテープで巻いて無理やり閉じたのではないかと予想。
次いで、かかったままだったロックを外し、スーツケースの蓋を閉じてみると、何の問題もなく、いままで通りにロックできました。開閉も、全く問題ありません。
スーツケースの中には、チェック時に入れられたペーパーも入っていたので、開けて中身を確認されたことは間違いありません。それにしても、一体どうやって開けたのでしょうか。壊れるどころか、目立った傷もなく・・・。これは未だに我が家の謎です。
ということで、TSAじゃないロックをうっかり施錠してしまうと、こんな姿になってスーツケースが帰ってくる、という実際の例でした。
皆さま、TSAロックじゃないスーツケースをお使いの際は、くれぐれもご注意ください。